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腎生検について~移植腎生検の必要性~

移植腎生検とは?

  • 移植された腎臓の働きを調べる検査の中で、最も情報の多い検査です。
  • 直接、腎組織の一部を採取し、顕微鏡で診断を下します。
  • 拒絶反応、ウイルス腎症、薬剤腎毒性、腎炎の再発などがわかります。

生検の種類

エピソード生検

腎機能の悪化、尿量の減少、血尿、蛋白尿など拒絶反応やウイルス腎症などが疑われた場合に行います。

プロトコール生検

症状や検査値に異常がなくても、移植後に決められた時期に行う生検です。
移植後3, 12ヶ月,以後1年毎を原則としています。

生検の意義

疾患の発見

  • 拒絶反応
  • 糸球体腎炎
  • 薬剤腎毒性
  • ウイルス腎症

腎臓のダメージの評価

上記の病変を繰り返したり、加齢、高血圧、糖尿病などで動脈硬化、間質線維化、尿細管萎縮が起こります。

移植腎生検

方法

  • 局所麻酔/全身麻酔
  • 18Gの生検針で3本

プロトコール生検の時期(原則)

移植時、1ヶ月、3ヶ月、1年目、以後1年毎
結果が出るまでには4週間程度かかります

合併症(北大の生検350回)

血尿、痛み 10%以下
腎動静脈ろう 1%以下
手術が必要な出血 1%以下
  • 開腹止血術:2件(拒絶反応の治療中で、出血しやすい状態でした)
  • プロトコール生検での合併症:0件

入院検査(プロトコール生検)

  • 1泊2日入院
  • 金曜日の10時に入院
    入院日:腎生検、一般採血、蓄尿検査
    翌日:血中濃度採血(4-6回)、糖尿病の検査
  • 翌日の15時頃の退院になります
  • 費用:年齢、収入、保険によりますが多くの場合1万円以内です。