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Human Reproduction誌 に論文が掲載されました!

2024年5月21日

論文掲載 News

Human Reproduction誌に村西雄貴先生らが著者として執筆した論文が掲載されました。
Muranishi Y, Kobori Y, Katoh-Fukui Y, Tamaoka S, Hattori A, Osaka A, Okada H, Nakabayashi K, Hata K, Kawai T, Ogata-Kawata H, Iwahata T, Saito K, Kon M, Shinohara N, Fukami M. Systematic molecular analyses for 115 karyotypically normal men with isolated non-obstructive azoospermia. Hum Reprod. 2024 May 2;39(5):1131-1140. doi: 10.1093/humrep/deae057. PMID: 38511217.

以下村西先生からのコメントです。
「私の国内留学先である国立成育医療研究センター分子内分泌研究部の深見真紀先生のもとで行った研究で、獨協医科大学埼玉医療センターリプロダクションセンターとの共同研究になります。内容としては、精巣内精子採取術で精子回収できなかった非閉塞性無精子症(NOA)患者さん115名の血液DNAを採取し、それらの遺伝学的解析を網羅的に行った報告です。この報告では約15%の患者さんにY染色体微細構造異常もしくは精子形成に関与する遺伝子の変異が検出され、さらに数名で疾患発症に関与する可能性がある遺伝学的変化が見いだされました。本研究の結果から、NOAの遺伝学的原因が多彩であることがわかり、今後の男性不妊症患者さんの診療に役立ものと考えております。このような研究の機会を与えて頂いた篠原教授、医局員の先生方、並びに国立成育医療研究センターの深見先生には大変感謝しておりますので、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。」

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