成松怜先生の論文がIJU Case Reportsに掲載されました。

2025年11月25日

JU Case Reportsに成松怜先生らが著者として執筆した論文が掲載されました。
Narimatsu, Rei, Ryuji Matsumoto, Haruka Miyata, Takahiro Osawa, Daisuke Abo, Kento Wakabayashi, Utano Tomaru, Hiraku Kameda, Izumi Fukuda, and Takashige Abe. 2025. “Solitary Fibrous Tumor with Doege–Potter Syndrome Successfully Treated with Preoperative Transcatheter Arterial Embolization and Complete Excision; A Case Report.” IJU Case Reports, no. iju5.70107 (October). https://doi.org/10.1002/iju5.70107.

以下成松先生からのコメントです。
「孤立性線維性腫瘍に随伴する病態の一種で、腫瘍産生のIGF-2による頻回な低血糖を特徴とするDoege-Potter 症候群についての症例報告です。腫瘍の血流が豊富な場合には術前にTAEを行うことがありますが、その実施時期については明確なコンセンサスはなく、複数科で何度も協議し時期を選定、結果的にその後の手術は安全に施行可能でした。
本症例のような巨大な骨盤内腫瘍も泌尿器科で治療するのかと、当時衝撃を受けたことを覚えています。
このような貴重な機会を与えてくださった安部先生、松本先生をはじめとする腫瘍班の先生方、ならびに日々ご指導いただいているスタッフの先生、病棟医の先生方に心より感謝申し上げます。」