研修医・医学生の皆様へ

先輩からの一言

専門研修中の先輩から一言

釼持 要
(2023年 東邦大学卒)
(後期研修1年目)

初めまして。2025年4月から泌尿器科専攻医となる釼持と申します。道外の大学を卒業して初期研修2年間は函館で過ごしました。

泌尿器科医を目指そうとしたきっかけは学生時代の泌尿器科実習でした。もともと自分は外科系志望だったこともあり、術野に入らせてもらえることが多かったですが、泌尿器科は前立腺生検やTUR-BT、ダビンチ手術など様々な手術を見学し、手術の幅広さや様々なデバイスを使用する印象で、特殊なデバイスを見て触れるのが好きだった自分としては学生時代から泌尿器科は非常に興味がありました。道外出身の自分を受け入れていただき感謝しております。困難に直面することはたくさんあると思いますが、北海道という広大な土地で様々な人と出会い、研鑽を積みながら医師として成長していこうと考えております。

初期研修は函館医療センターで研修し、2年目の逆タスキで北海道大学の泌尿器科に1ヶ月間研修させていただきました。短期間でしたが大学病院では市中病院で経験したことがないような症例を初期研修医として経験し、手術にも多く入り、尿管ステント交換や膀胱鏡など手技の経験もさせていただきました。また、医局では技術向上のための教育も充実しておりました。実際に北大での研修中に先生方の働く姿や指導している所を間近に見て、自分もこういった環境の中で泌尿器科の勉強をすると共に泌尿器科医として成長したいと感じ、研修が終了する頃に北大泌尿器科に入局することを決めました。泌尿器科を少しでも考えている方々は北大泌尿器科を一度研修することをおすすめします。

山下 瑛弘
(2023年 旭川医科大学卒)
(後期研修1年目)

初めまして。泌尿器科1年目の山下と申します。旭川厚生病院で初期研修2年間を過ごし、熱心な指導を惜しまない先輩方の下、現在も同院で診療に携わっております。

「泌尿器科」と聞くと、多くの方は「デリケートな問題を扱う科」というイメージを持たれるかもしれません。実は私自身も、当初は他の診療科への進路を考えていました。しかし、初期研修2年目の泌尿器科ローテーションが、私の医師としての視野を大きく変えました。前立腺生検や膀胱鏡検査、尿管ステントの交換・留置、そしてロボット支援手術の助手などの多岐にわたる手技に触れる中で、泌尿器科の真の魅力に気づいたのです。泌尿器科の醍醐味は、内科的治療と外科的手技を融合させた総合的な医療にあります。腎臓から尿道に至るまでの泌尿器系全体を診る視点と、繊細な技術を要する専門性に触れ、患者さんの健康状態の改善に直接関わることができる魅力的な分野だと実感し、泌尿器科医の道を選びました。

初期研修中に参加した泌尿器科地方会では、北海道大学の泌尿器科に腎移植領域があることを知り、大きな関心を持ちました。研修病院が北海道大学の関連施設であることから、北大病院で腎移植手術を見学する機会に恵まれました。この経験を通じて移植医療への興味が深まり、移植患者を含めた全身管理を学べる環境で研鑽を積みたいという思いが強くなりました。北大泌尿器科の特徴は、腫瘍、移植、小児泌尿器、排尿生理という多様な専門領域に精通したエキスパートが揃う総合力にあります。この恵まれた環境で泌尿器科医として必要な臨床能力を磨きながら、北海道の医療に貢献していきたいと考えています。

泌尿器科は、患者さんの生活の質を根本から改善し、医師としての技術と人間性を高められる、やりがいに満ちた分野です。北大泌尿器科で共に学び、医療の最前線で活躍してみませんか?

小川 晋平
(2023年 北海道大学卒)
(後期研修1年目)

2025年度から北海道大学泌尿器科に入局しました小川晋平と申します。

私は東京出身ですが、北海道の大自然に憧れて大学から北海道にきました。こちらでの生活はとても充実していたので卒業後も引き続き北海道に残ることを決め、苫小牧市立病院で研修医として働きました。志望科の泌尿器科での研修に加えて、麻酔科での麻酔管理や放射線科での画像読影、救急外来でのcommonな疾患の対応などを学び、今後の泌尿器科での診療に繋がる充実した研修を送れました。2025年4月からは斗南病院泌尿器科で働かせていただきます。泌尿器科医として成長し、北海道の医療に貢献できるよう精進して参りますのでよろしくお願い申し上げます。

大学4年のときの実習でロボットを使った手術を見学したことで泌尿器科に興味を持ち始めました。さらに長期実習を回ってみるとロボット支援下の手術だけでなく、経尿道的な治療、生検、腎移植、シャント造設など手技が多岐に渡り、それらを駆使して診断から治療まで自科で患者さんを見られることに魅力に感じました。学生時代の実習のときから北大の泌尿器科の医局の雰囲気が自分にマッチしていると感じ、今後も北海道に残って働きたいと思ったので入局させて頂きました。

常見 一生
(2023年 岩手医科大学卒)
(後期研修1年目)

はじめまして。泌尿器科1年目の常見です。私はKKR札幌医療センターで初期研修2年間を過ごし、北大泌尿器科に入局しました。

初期研修時代の志望科としては泌尿器科以外に外科や婦人科も悩んでいましたが、泌尿器科は外科手術だけでなく内科的治療も行い、領域としては腫瘍をはじめ移植や小児、排尿障害など幅広い選択肢があること、手術においても経尿道的手術からロボット手術、開腹手術など様々な方法があることに魅力を感じ泌尿器科を選びました。他の先生方のお話も聞きましたが、やはりどの先生も同じ考えをお持ちになっているようで、泌尿器科の魅力は幅広い選択肢があり、学ぶことができるところなのかなと改めて感じました。あと個人的に魅力的に感じることは診療科としての雰囲気でしょうか。なんとなく泌尿器科の先生はノリのいい方が多く感じますし、実際に北大泌尿器科も気さくに話しかけてくださる先生が多く、良い雰囲気だなと感じました。もちろんやりたい内容で診療科を決めるのが大事だとは思いますが、雰囲気が合うかどうかも気になりますよね。

これをご覧になった研修医の先生や学生さんで、「ふーん、そんなことやってるんだ」、「ちょっと気になるな〜」など少しでも興味をもった方は、ぜひ一度見学にいらしてはいかがでしょうか。お待ちしております!!

西部 輝
(2023年 杏林大学卒)
(後期研修1年目)

はじめまして、泌尿器科専攻医一年目の西部輝です!

この場を借りて皆様に泌尿器科を選択した泌尿器科の魅力をお伝えしたいと思います。
学生の頃はコロナ禍ということもあり見学中心のポリクリで、どの科にも興味をもてず特に志望科を決めないまま初期研修医になりました。
泌尿器科ローテを回るまでは泌尿器科は正直何をしている科なのかはっきりと説明することができない状態で漠然と性器を扱う科なんだと思っていました(笑)

ですが、泌尿器科ローテをまわってからその印象は180°変わりました。泌尿器科では性器だけでなく、膀胱や腎臓などの体の内部の重要な器官を幅広く診ていました。日常生活の中での悩みの種となるような疾患から命に関わる疾患があり、それらに対してもロボット腹腔鏡や膀胱鏡など様々なデバイスを使った様々な外科的治療法がありました。外科的治療だけではなく様々なアプローチの治療薬もあり内科的治療法ができることも魅力を感じた部分です。泌尿器科とは腎臓から尿道に至るまでのすべての臓器を診る内科であり、かつ外科でありました。また、初期研修での泌尿器科の先生にはたくさんの膀胱鏡手技の機会をいただき、100例近くの症例を経験することができました。他の病院の研修医や専攻医の先生方にお話しを聞いても泌尿器科には若手医師へ教育熱心な先生が多い印象です。泌尿器科ならば楽しく仕事をしながら成長できることも泌尿器科の魅力の一つだと考えております。

東京の大学を卒業し、埼玉の市中病院での初期研修を終えた後は地元の北海道での泌尿器科医を目指すことにしました。地元以外に北海道に関わりがない私でも優しく受け入れてくれた北海道大学で研鑽を積むことに決めました。私はまだ泌尿器科専攻医となってからまだ時間は経っていませんが、これからの泌尿器科医生活に夢を膨らませております。もし泌尿器科に興味があれば泌尿器科ローテーションや北大泌尿器への見学を申し込んでください!北海道大学病院泌尿器科で会えることを楽しみにしてます!

川原 潤也
(2023年 九州大学卒)
(後期研修1年目)

泌尿器科1年目の川原と申します。

福岡県福岡市出身で、九州大学卒業後に北見赤十字病院で初期研修を行い、北大泌尿器科に入局させていただきました。よろしくお願いいたします。
趣味は道の駅のピンバッジ集めです。制覇頑張ります。

私は学生時代に外科の実習で見学した腎移植に感動し、卒業後は腎移植ができる科に進みたいと考えていました。外科に進もうと考えた時期もありましたが、初期研修で泌尿器科を回らせていただいた際に、泌尿器科手術の多様さや面白さに気づき、泌尿器科に進むことにしました。腎移植をしたいという当初の目標もあったため、腎移植にも力を入れている北大泌尿器科に入局させていただきました。

内田 悠晶
(2023年 北海道大学卒)
(後期研修1年目)

はじめまして。2025年4月から北海道大学の泌尿器科に入局した内田です。

みなさんは「泌尿器科」と聞いて、どのようなイメージをお持ちでしょうか?
私が学生の頃に抱いていたイメージは
「男性高齢者の排尿障害や尿路結石を診る科なのかな?」
「膀胱鏡を使うらしいけど、患者さんは痛くないのかな?」
「ロボット手術もやるの?」
といった程度で、実際の診療内容についてはほとんど知りませんでした。
もともと外科系に進みたいと考えていたため、研修医になってから興味本位で泌尿器科を回ってみたところ、想像以上に魅力あふれる診療科でした。その魅力をいくつかご紹介します。

まず、泌尿器科の治療は患者さんのQOL(生活の質)に直結するものが多いです。例えば、激痛で救急搬送される尿路結石、排尿がうまくできずに悩む前立腺肥大症、頻尿で困る過活動膀胱などの疾患は、私たちの治療によってQOLが大きく改善します。患者さんの満足度も高く、治療のやりがいを実感しやすい点が魅力のひとつです。また、学生の頃のイメージよりはるかに泌尿器科は手術がさかんでした。膀胱鏡や尿管鏡を用いた低侵襲手術に加え、腎臓・膀胱・前立腺などの腹部~骨盤手術も多く、特に前立腺手術ではロボット支援下手術が重要な役割を果たします。泌尿器科1年目からロボット手術の執刀を経験する先生もおり、ロボット手術に興味のある私にとって、とても魅力的な分野でした。さらに、泌尿器科では癌治療にも幅広く携わります。手術療法だけでなく、放射線療法や薬物療法(ホルモン療法や免疫チェックポイント阻害薬など)を組み合わせ、総合的な治療戦略を立てることが求められます。そのため、内科的な知識も必要とされ、幅広い診療スキルを身につけることができます。このほかにも、病院によっては腎移植に関わることができますし、小児から高齢者まで幅広い患者層が診られます。また、救急疾患が比較的少ないため、ワークライフバランスを取りやすい点も泌尿器科の魅力です。

このように泌尿器科は外科的要素と内科的要素を兼ね備え、患者さんのQOL向上に貢献できる、やりがいのある診療科です。ぜひ一度、見学や研修にいらしてください。お待ちしています。

牟田 潤一
(2023年 長崎大学卒)
(後期研修1年目)

初めまして。医師3年目、泌尿器科医1年目の牟田と申します。生まれも育ちも九州ですが、現在は北海道で仕事をさせていただいております。

学生時代は外科系を専攻したいと考えておりました。1年目研修医の時に、2年目の先生から「牟田は外科系で考えているのにうちの泌尿器科はローテしないのか」と言われました。コロナ渦で泌尿器科の学生実習がほとんどなかった自分にとって、泌尿器科は選択肢に挙がっていなかったのですが、先輩方のお話を聞いて、1か月だけローテすることにしました。ローテしてみると、泌尿器科の先生方は皆優しく愛情のある方たちばかりで、また、仕事内容も多彩で楽しく、一気に心を奪われてしまいました。

泌尿器科は内科的な側面と外科的な側面がありますが、主に外科のニュアンスが強いと考えます。手術も経尿道的なものから腹腔鏡、ロボットなど様々です。また、患者様のQOLに直結する疾患を多く扱うことも特徴の一つです。学問としても、先生方の懐も、広くて深い泌尿器科で働けることを心から嬉しく思います。

ページの先頭へ戻る