腎移植血管外科
腎動脈瘤/腎動脈狭窄
診断と治療
定期的に超音波検査、造影CT検査を行い、動脈瘤の形状や大きさの評価を行います。高血圧を合併している場合、厳重な管理が必要です。破裂のリスクが高い場合、動脈瘤の位置や形状によっては、鼠蹊部などからカテーテルを入れて塞栓物を入れる治療を行います。破裂のリスクが高いものの、動脈瘤の位置や形状によってはカテーテル治療が困難な場合があります。その場合は、手術治療を検討します。
手術治療
手術では、開腹して体内で動脈瘤を修復する場合と、腎臓を一旦体外に取り出して、腸骨血管を利用して血管形成を行う自家腎移植という二つの方法があります。
腎動脈狭窄
腎動狭窄とは
腎動脈が何らかの理由で細くなり、高血圧や腎機能異常を来たす原因となります。難治性の高血圧で精査の結果見つかる場合もあります。
なかには、線維筋性異形成という腎動脈に狭窄と拡張を来たす疾患が原因となる場合もあります。
診断と治療
定期的に採血や超音波検査、造影CT検査を行い、狭窄部位の評価を行います。内服薬で血圧管理が困難な場合や、腎機能障害を来たす場合には、手術治療が必要になります。手術方法は、腎動脈瘤と同様に、開腹して体内で修復を行う方法と、自家腎移植を行う方法があります。
腎動脈瘤/腎動脈狭窄
骨盤臓器脱